誕生日だったり。
2004年5月28日誕生日。
ってことは奴隷一周年ですよ。
でも、ひどく忙しくてね。
自分の誕生日も忘れるほどに。
日付変わってすぐに
今日は来ないのか?とメール。
仕事の話忘れてたっけ?!と焦ってなんでしょう、と返信。
そしたら「誕生日だろ」って。
…うれしかったり。
奴隷契約更新日ですよ、と返信したら、
馬鹿なこと言って、と言われた。
思えばもう、それだけで留めておけばよかったんだ。
翌日の朝、飲みに連れて行ってくれたけど、
一緒に来た後輩とネタの話ばかり。
…凹むっつーの。
泣きながら帰宅。
多くを求めすぎたんですか?私は。
誕生日くらいいいじゃんねぇ…
ってことは奴隷一周年ですよ。
でも、ひどく忙しくてね。
自分の誕生日も忘れるほどに。
日付変わってすぐに
今日は来ないのか?とメール。
仕事の話忘れてたっけ?!と焦ってなんでしょう、と返信。
そしたら「誕生日だろ」って。
…うれしかったり。
奴隷契約更新日ですよ、と返信したら、
馬鹿なこと言って、と言われた。
思えばもう、それだけで留めておけばよかったんだ。
翌日の朝、飲みに連れて行ってくれたけど、
一緒に来た後輩とネタの話ばかり。
…凹むっつーの。
泣きながら帰宅。
多くを求めすぎたんですか?私は。
誕生日くらいいいじゃんねぇ…
ひさしぶり…
2004年5月12日PCそのものに触ってなかったので久々にこちらに書き込み。
えーと、ご主人様とは
それなりの放置期間の末、
ラブラブしたり、喧嘩したり、
一方的に切れられたり。
まー、いつも通りです。
で、ユキさんとも
あまりに毎回
「名古屋においでよ」
と言われるので、俺も男だ!と。
名古屋、6月に行くことに決めました。
そんな感じのなかなか、ごくふつうの日々です。
えーと、ご主人様とは
それなりの放置期間の末、
ラブラブしたり、喧嘩したり、
一方的に切れられたり。
まー、いつも通りです。
で、ユキさんとも
あまりに毎回
「名古屋においでよ」
と言われるので、俺も男だ!と。
名古屋、6月に行くことに決めました。
そんな感じのなかなか、ごくふつうの日々です。
すっかり
2004年3月28日すっかりご主人様断ちしている。つもり。
ただ、ご主人様はそれでも私を見捨てない。
別に、見捨てるほど愛着を持っていないだけかもしれない。
それでも。
私の言葉に耳を傾けてくれるご主人様を、ありがたい、と思う。
根本は、大嫌いだと思う。
だけれど、嫌いになんてなれない。
私も彼方も可哀想だ。
ただ、ご主人様はそれでも私を見捨てない。
別に、見捨てるほど愛着を持っていないだけかもしれない。
それでも。
私の言葉に耳を傾けてくれるご主人様を、ありがたい、と思う。
根本は、大嫌いだと思う。
だけれど、嫌いになんてなれない。
私も彼方も可哀想だ。
デート
2004年3月21日ユキさんとデートをした。
仕事のため、みたいな振りして二人で出かけた。
ずーっと行きたかった球体間接人形展の最終日。
約束してたのにカズさんと行けなくて諦めてたけど(私の押しが弱いのが悪い)
昨晩突然、ユキさんが誘ってくれて。
一日空けて、って言うんじゃなくて14時までに起きれたら行こうね
ってなくらいの軽い感じで気も楽に。
でも実際、よく考えたらユキさんとの方がなんていうか感覚が合うし、
気構えずにボーっと見れるから、カズさんと行くより正解だったかも。
…っていうか。正直な話、カズさんとのデートは楽しくない、と思う。
好きな人と一緒にいる、っていうことを抜かせば彼自身が
何をするにも「何事も勉強」って言う姿勢を崩さない人だから、
こっちもズズっと気構えてしまって心の底から楽しめないわけだ。
ユキさんと一緒にいると、普通の恋人感覚でくすぐったい。
駅のホームや電車の中でだってイチャイチャしちゃうわけだ。
ひゃぁぁ。こういうの、うれしはずかし、って言うのね。
周りにはどう見えるんだろう?…いや、ユキさんが。
男に見えるか。男に見えてもナンパな部類に入るよな。
純女…には流石に見えないと思うから、おなべとか。
一周まわって女装子に見えることもあるというし…うむむ。
相手の性別がなんであれ、個人的にはアベック(死語)に見えりゃ
それだけで充分に嬉しいのだけど。
昼間堂々とアベックに見えるように歩く、こんなことも素敵に感じる私は
やっぱり歪んだ恋愛をしていると再確認してしまう。
人形展は素敵だった。
…いや、詳細は表日記に書こうと思って…(笑)
表日記ではユキさんとデート♪なんて書くわけには行かないから。
表には表の、裏には裏の内容で。なんてな。
帰り道。
乗換駅で業界的な挨拶をしてすんなり降りて振り返りもせず帰った。
だって、照れくさかったから。
仕事のため、みたいな振りして二人で出かけた。
ずーっと行きたかった球体間接人形展の最終日。
約束してたのにカズさんと行けなくて諦めてたけど(私の押しが弱いのが悪い)
昨晩突然、ユキさんが誘ってくれて。
一日空けて、って言うんじゃなくて14時までに起きれたら行こうね
ってなくらいの軽い感じで気も楽に。
でも実際、よく考えたらユキさんとの方がなんていうか感覚が合うし、
気構えずにボーっと見れるから、カズさんと行くより正解だったかも。
…っていうか。正直な話、カズさんとのデートは楽しくない、と思う。
好きな人と一緒にいる、っていうことを抜かせば彼自身が
何をするにも「何事も勉強」って言う姿勢を崩さない人だから、
こっちもズズっと気構えてしまって心の底から楽しめないわけだ。
ユキさんと一緒にいると、普通の恋人感覚でくすぐったい。
駅のホームや電車の中でだってイチャイチャしちゃうわけだ。
ひゃぁぁ。こういうの、うれしはずかし、って言うのね。
周りにはどう見えるんだろう?…いや、ユキさんが。
男に見えるか。男に見えてもナンパな部類に入るよな。
純女…には流石に見えないと思うから、おなべとか。
一周まわって女装子に見えることもあるというし…うむむ。
相手の性別がなんであれ、個人的にはアベック(死語)に見えりゃ
それだけで充分に嬉しいのだけど。
昼間堂々とアベックに見えるように歩く、こんなことも素敵に感じる私は
やっぱり歪んだ恋愛をしていると再確認してしまう。
人形展は素敵だった。
…いや、詳細は表日記に書こうと思って…(笑)
表日記ではユキさんとデート♪なんて書くわけには行かないから。
表には表の、裏には裏の内容で。なんてな。
帰り道。
乗換駅で業界的な挨拶をしてすんなり降りて振り返りもせず帰った。
だって、照れくさかったから。
人形
2004年3月21日名古屋からユキさんが帰ってきていて。
お酒飲みながら久しぶりに二人でたくさん話して。
ユキさんが、仕事の相談をたくさんしてくれて嬉しかった。
私は、ユキさんの書く戯曲が大好きで。
だから。それに対して意見を求められるのは本当に嬉しくて。
「それはいいかも」
なんて言ってくれたら、本当に本当に幸せで。
でも、どうしてだろう。
ユキさんには。素直な感想や意見が
本当にホロホロと溢れるように言えてしまうのに。
例えば、カズさんには言えない。
下手すれば外人や、言語障害の人みたいに
主語述語めちゃくちゃな言葉しか紡げなくなるのに。
ユキさんには自然体で思ったことがホロホロと紡げる。
ユキさんのことが好きだ。
カズさんに対するような醜悪で劫火のような感情ではない。
穏やかで、安らいで、気負いもなく、甘え、甘えられる。
だから、だから私は、ユキさんとカズさんを選べない。
ずるいってわかってても。どっちも、私には必要。
でも、本当にどちらかを選ばなきゃいけなくなったとき。
私はどちらを選ぶだろう。
そんなの。
私じゃなくてもいいカズさんと。
私じゃなきゃダメだといってくれるユキさんなら。
答えは簡単…簡単そうなのに。
ユキさんが創るものが好き。
だから私はここにいる。ユキさんの戯曲に惚れ込んで。
私はユキさんが創るものが好き。
だからこそ私は…カズさんのことを好きで当然なのだ。
ユキさんの創りあげた最高傑作を間借りして楽しんでいるのではないか。
人形は作り手すらも愛さない。
だけれど人々は人形に魅入られる。
人形は愛してくる人間全てに同じ笑みを浮かべる。
その笑みは自分だけを愛してくれているように見えるから。
人形は誰も愛さない。
だけれど、その人形は最高傑作だから。
多くの人が魅入られる。
自分だけに微笑んでいるのではないかという錯覚とともに。
すごくすごく。合点がいった。
どちらを選ぶかは決められてないけど。
なんてね。決めるなんて権限は私にはない。
捨てられる日に怯えて尻尾を振りつづけるのが
私みたいな優柔不断で都合のいい人間にはお似合いだ。
お酒飲みながら久しぶりに二人でたくさん話して。
ユキさんが、仕事の相談をたくさんしてくれて嬉しかった。
私は、ユキさんの書く戯曲が大好きで。
だから。それに対して意見を求められるのは本当に嬉しくて。
「それはいいかも」
なんて言ってくれたら、本当に本当に幸せで。
でも、どうしてだろう。
ユキさんには。素直な感想や意見が
本当にホロホロと溢れるように言えてしまうのに。
例えば、カズさんには言えない。
下手すれば外人や、言語障害の人みたいに
主語述語めちゃくちゃな言葉しか紡げなくなるのに。
ユキさんには自然体で思ったことがホロホロと紡げる。
ユキさんのことが好きだ。
カズさんに対するような醜悪で劫火のような感情ではない。
穏やかで、安らいで、気負いもなく、甘え、甘えられる。
だから、だから私は、ユキさんとカズさんを選べない。
ずるいってわかってても。どっちも、私には必要。
でも、本当にどちらかを選ばなきゃいけなくなったとき。
私はどちらを選ぶだろう。
そんなの。
私じゃなくてもいいカズさんと。
私じゃなきゃダメだといってくれるユキさんなら。
答えは簡単…簡単そうなのに。
ユキさんが創るものが好き。
だから私はここにいる。ユキさんの戯曲に惚れ込んで。
私はユキさんが創るものが好き。
だからこそ私は…カズさんのことを好きで当然なのだ。
ユキさんの創りあげた最高傑作を間借りして楽しんでいるのではないか。
人形は作り手すらも愛さない。
だけれど人々は人形に魅入られる。
人形は愛してくる人間全てに同じ笑みを浮かべる。
その笑みは自分だけを愛してくれているように見えるから。
人形は誰も愛さない。
だけれど、その人形は最高傑作だから。
多くの人が魅入られる。
自分だけに微笑んでいるのではないかという錯覚とともに。
すごくすごく。合点がいった。
どちらを選ぶかは決められてないけど。
なんてね。決めるなんて権限は私にはない。
捨てられる日に怯えて尻尾を振りつづけるのが
私みたいな優柔不断で都合のいい人間にはお似合いだ。
あれ。
2004年3月20日彼方が好きで好きで仕方なくて
どうしたらいいのか分からないほど強い感情。
別に何が悪い訳じゃない。
何が不都合になる訳じゃない。
…詭弁だけれど。
バカでも良いんだ。
彼方の為だけに動きたい。
彼方の為に動けるなら、バカが良い。
優しくして。
わかるよね。
ひどく罵って。
ひどく打って。
ひどく犯して。
取り返しがつかないくらい壊して。
私は彼方のことが好き。
どうしよう。
彼方のことしか考えられなくて。
彼方の為にしか動けなくて。
ああ。
壊してしまいたい。
プライドをズタズタにして
四肢を切り落として
私だけのモノにしたい。
憎しみでもいい。
強く私のことを想って欲しいの。
どうでもよくなんかならないで。
どうしたらいいのか分からないほど強い感情。
別に何が悪い訳じゃない。
何が不都合になる訳じゃない。
…詭弁だけれど。
バカでも良いんだ。
彼方の為だけに動きたい。
彼方の為に動けるなら、バカが良い。
優しくして。
わかるよね。
ひどく罵って。
ひどく打って。
ひどく犯して。
取り返しがつかないくらい壊して。
私は彼方のことが好き。
どうしよう。
彼方のことしか考えられなくて。
彼方の為にしか動けなくて。
ああ。
壊してしまいたい。
プライドをズタズタにして
四肢を切り落として
私だけのモノにしたい。
憎しみでもいい。
強く私のことを想って欲しいの。
どうでもよくなんかならないで。
驚天動地
2004年3月14日2週間遅れだけど。誕生日プレゼントあげた。
が、お礼の一言もなし。
もういい。
もんのすごい腹が立ってしょうがない。
プレゼント選びの日の日記を見せてやりたいくらいだ。
本気で腹が立ってしょうがないので、
ご主人様放置期間に入ります。キィィィッ。
* * *
24時間後の追記。
上、めちゃくちゃ感情的に書いてます(笑)
が、実のところいろいろ考えるところがあって、
誕生日プレゼントを渡したら、ご主人様断ちしようと決めてたんです。
別に、完全に別れるんじゃなくて、
いわゆる「距離を置きましょう」というやつ。
まぁ、距離をおいたら結局別れてしまうんじゃない、とは言われるが、
今までも何度か問題が起きるたびに
必然的にそういう状況になったり、
同じように私がいろいろ考えて一方的に接触を控えたり、
そうして完全に距離をおいてきたわけだし、
距離をおくことに対して不安はない。
むしろ、今の相手との距離感があやふやな状況の方が
よほど美学に反しているというか、気に入らない。
まぁ、私の美学なんてクソみたいなしょーもないものだが。
距離をおけばお互いに、他の人とそれなりに遊んだりして、
それなりに正しい距離感とかそういうのを思い出すだろう。
だからとりあえず、ご主人様もちゃんと私との距離感を思い出して
「おいで」って言ってくれるまで、私はご主人様断ちする。
私はご主人様に甘えすぎたし、
ご主人様は私の甘えに応えすぎた。
ひどく良くない。
二度と「おいで」って言われなかったら…
なんて、そんなことが怖くなっている時点で、
私はご主人様との距離感を見誤っている。
そういうべったり女は他にもいるのだから、私の領分じゃない。
きっと呼んでくれるだろう。
平気よって顔して、どっしり構えて距離を取る。
私の中では、そんな自分の方がカッコいい。
必死だなんて、相手にも迷惑千万だ。
こういう関係は、よりスマートにいきたい。
まるで余暇のような生涯の捧げ方。
が、お礼の一言もなし。
もういい。
もんのすごい腹が立ってしょうがない。
プレゼント選びの日の日記を見せてやりたいくらいだ。
本気で腹が立ってしょうがないので、
ご主人様放置期間に入ります。キィィィッ。
* * *
24時間後の追記。
上、めちゃくちゃ感情的に書いてます(笑)
が、実のところいろいろ考えるところがあって、
誕生日プレゼントを渡したら、ご主人様断ちしようと決めてたんです。
別に、完全に別れるんじゃなくて、
いわゆる「距離を置きましょう」というやつ。
まぁ、距離をおいたら結局別れてしまうんじゃない、とは言われるが、
今までも何度か問題が起きるたびに
必然的にそういう状況になったり、
同じように私がいろいろ考えて一方的に接触を控えたり、
そうして完全に距離をおいてきたわけだし、
距離をおくことに対して不安はない。
むしろ、今の相手との距離感があやふやな状況の方が
よほど美学に反しているというか、気に入らない。
まぁ、私の美学なんてクソみたいなしょーもないものだが。
距離をおけばお互いに、他の人とそれなりに遊んだりして、
それなりに正しい距離感とかそういうのを思い出すだろう。
だからとりあえず、ご主人様もちゃんと私との距離感を思い出して
「おいで」って言ってくれるまで、私はご主人様断ちする。
私はご主人様に甘えすぎたし、
ご主人様は私の甘えに応えすぎた。
ひどく良くない。
二度と「おいで」って言われなかったら…
なんて、そんなことが怖くなっている時点で、
私はご主人様との距離感を見誤っている。
そういうべったり女は他にもいるのだから、私の領分じゃない。
きっと呼んでくれるだろう。
平気よって顔して、どっしり構えて距離を取る。
私の中では、そんな自分の方がカッコいい。
必死だなんて、相手にも迷惑千万だ。
こういう関係は、よりスマートにいきたい。
まるで余暇のような生涯の捧げ方。
父親
2004年3月10日先輩(女)との、会話。
「カズさん、同じ仕事して同じ失敗しても私とお手伝いのKちゃんとじゃ
態度が全っ然違うんですよ。私はクソミソに叱り飛ばすのに。
なんかあんな贔屓みたいなの見たらモチベーション下がっちゃいますわ」
「え?でもクソミソ言われるほうがきちんと家族っぽくてよくない?
カズさんはすごく仲間意識というか、家族意識みたいなの強い人だし」
「うーん。そうですかねぇ…」
「そうだよー。Kちゃんが失敗してる時もココロの中ではクソミソ思ってるんだよ。
でも、まだ彼女のことあくまでお手伝いさんとしか思ってない所があるから
強く言ったりしないんだと思うよ。
逆に、澪はどんなに叱り飛ばしてもカズさんの中では
『家族だから大丈夫』だと思ってるんじゃないかなぁ」
「そういうところはあると思いますけど…なんかねぇ…」
「Kちゃんは優しくされなかったら来なくなっちゃいそうなタイプだし」
「それもどうかと思うけど、だいたい気ぃ遣いですもんねぇ、カズさん…」
「澪のこと気に入ってるからクソミソに叱り飛ばすんだよ
っていうか、話聞く限り相当気に入られてんね、澪」
「いやいや、叱り飛ばされる方はたまったもんじゃないですよ?!
昨日だって、メンバーの連絡先を調べて携帯に入れなおすのに
夜、8時くらいだったかな?事務所に行ったんですよ。
そしたら、『こんな夜に来てまた夜道で襲われたらどうするんだ!』
って叱られて、結局帰るくらいなら泊まって行けって」
「そんなん、心配してるからだよ」
「…ちょっとは、優しく言ってくれてもいいのに…」
「そういう人だからね。お父さんみたいだよね」
「あぁ、うちのお父さん性格そっくりなんですよ、カズさん」
「お父さんなんだよ、あの人は」
「そうですねぇ、お父さんですね。保護者って言うか…」
***
オトメゴコロと、ムスメゴコロ、折り合いつかず。
「カズさん、同じ仕事して同じ失敗しても私とお手伝いのKちゃんとじゃ
態度が全っ然違うんですよ。私はクソミソに叱り飛ばすのに。
なんかあんな贔屓みたいなの見たらモチベーション下がっちゃいますわ」
「え?でもクソミソ言われるほうがきちんと家族っぽくてよくない?
カズさんはすごく仲間意識というか、家族意識みたいなの強い人だし」
「うーん。そうですかねぇ…」
「そうだよー。Kちゃんが失敗してる時もココロの中ではクソミソ思ってるんだよ。
でも、まだ彼女のことあくまでお手伝いさんとしか思ってない所があるから
強く言ったりしないんだと思うよ。
逆に、澪はどんなに叱り飛ばしてもカズさんの中では
『家族だから大丈夫』だと思ってるんじゃないかなぁ」
「そういうところはあると思いますけど…なんかねぇ…」
「Kちゃんは優しくされなかったら来なくなっちゃいそうなタイプだし」
「それもどうかと思うけど、だいたい気ぃ遣いですもんねぇ、カズさん…」
「澪のこと気に入ってるからクソミソに叱り飛ばすんだよ
っていうか、話聞く限り相当気に入られてんね、澪」
「いやいや、叱り飛ばされる方はたまったもんじゃないですよ?!
昨日だって、メンバーの連絡先を調べて携帯に入れなおすのに
夜、8時くらいだったかな?事務所に行ったんですよ。
そしたら、『こんな夜に来てまた夜道で襲われたらどうするんだ!』
って叱られて、結局帰るくらいなら泊まって行けって」
「そんなん、心配してるからだよ」
「…ちょっとは、優しく言ってくれてもいいのに…」
「そういう人だからね。お父さんみたいだよね」
「あぁ、うちのお父さん性格そっくりなんですよ、カズさん」
「お父さんなんだよ、あの人は」
「そうですねぇ、お父さんですね。保護者って言うか…」
***
オトメゴコロと、ムスメゴコロ、折り合いつかず。
エースをねらえ!論
2004年3月9日エースをねらえ!論。
ドラマ化で脚光を浴びた漫画、エースをねらえ!。
ドラマはクソだが、原作の漫画はカナリ面白いのである。
まだ、途中までしか読んでないけど。
さて、そんなエースをねらえ!論。
テニスと芝居と入れ替えて、ご主人様にダメ出しされたのである。
ご主人様が、私がエースをねらえ!が好きだと知って
わざわざこれを例えに話してくれる愛情みたいなものが嬉しかったり。
が、言われたことは容赦ない。
「お前は、真摯にテニスをやっている人間の中で、
人に構われたいとか愛されたいとかそんな下心でテニスを始めて
周りの人間に迷惑をかける、嫌われ者のタイプだ!」
100%否定できなかったりする。
まぁ、卵が先か、鶏が先か。
テニスをやりたいと思ったのが先か、下心が先か。
どうなんでしょ。痛いところ過ぎるから思考が停止する。
でも、(こういう話に「でも」は良くないが)岡ひろみだって
最初はお蝶夫人のお近づきになりたいという下心でテニスを始めたのよ!
ズブの素人で下手くそだったのも私と一緒ね。
お蘭だって、仁の気を引きたくてテニスを極めんとしたわけだし。
下心なんて、誰にだってあるものじゃないのかな。
結局、テニスを真摯に頑張ればいいだけでさ。
……あぁ、そこか。足らないってか。
「お前は雑念を捨てて、ただ俺を信じて付き従ってれば良いんだ。
芝居を好きになれ。そしたら俺はお前をいくらでも育ててやる」
…ご主人様ってばビックリするほど宗像コーチ。
いつか、私にあのセリフを言ってくれるかしら?
ドラマ化で脚光を浴びた漫画、エースをねらえ!。
ドラマはクソだが、原作の漫画はカナリ面白いのである。
まだ、途中までしか読んでないけど。
さて、そんなエースをねらえ!論。
テニスと芝居と入れ替えて、ご主人様にダメ出しされたのである。
ご主人様が、私がエースをねらえ!が好きだと知って
わざわざこれを例えに話してくれる愛情みたいなものが嬉しかったり。
が、言われたことは容赦ない。
「お前は、真摯にテニスをやっている人間の中で、
人に構われたいとか愛されたいとかそんな下心でテニスを始めて
周りの人間に迷惑をかける、嫌われ者のタイプだ!」
100%否定できなかったりする。
まぁ、卵が先か、鶏が先か。
テニスをやりたいと思ったのが先か、下心が先か。
どうなんでしょ。痛いところ過ぎるから思考が停止する。
でも、(こういう話に「でも」は良くないが)岡ひろみだって
最初はお蝶夫人のお近づきになりたいという下心でテニスを始めたのよ!
ズブの素人で下手くそだったのも私と一緒ね。
お蘭だって、仁の気を引きたくてテニスを極めんとしたわけだし。
下心なんて、誰にだってあるものじゃないのかな。
結局、テニスを真摯に頑張ればいいだけでさ。
……あぁ、そこか。足らないってか。
「お前は雑念を捨てて、ただ俺を信じて付き従ってれば良いんだ。
芝居を好きになれ。そしたら俺はお前をいくらでも育ててやる」
…ご主人様ってばビックリするほど宗像コーチ。
いつか、私にあのセリフを言ってくれるかしら?
嫌悪
2004年3月8日私の友人・知人で、ご主人様のことが嫌いな人は少なくない。
私自身「憎さ余って可愛さ百倍」みたいな
不条理な感情を抱いているので嫌う気持ちは痛いほどわかる。
故に、彼らが嫌っていることを聞いたとしても
「悪い人じゃないんだけどね」なんて生ぬるいフォローはしない。
時に一緒になってこき下ろしたりする。
あらやだ。私って最低。
彼を嫌う人が多ければ多いほど
彼が自分を好く人間を大切に思うなら、
それはそれで悪くないと思うのだ。
彼は、私が思うに井の中の蛙であるからだ。
大海に泳ぎ出ることを恐れている節すらある。
だから、彼は自らの井戸を、その中に生きるものを
大切に、大切にしていればいい。
彼に似合うのは「残念ながら」そんな生き方であると思うのだ。
そして私は井の中に執着するバクテリア。
私自身「憎さ余って可愛さ百倍」みたいな
不条理な感情を抱いているので嫌う気持ちは痛いほどわかる。
故に、彼らが嫌っていることを聞いたとしても
「悪い人じゃないんだけどね」なんて生ぬるいフォローはしない。
時に一緒になってこき下ろしたりする。
あらやだ。私って最低。
彼を嫌う人が多ければ多いほど
彼が自分を好く人間を大切に思うなら、
それはそれで悪くないと思うのだ。
彼は、私が思うに井の中の蛙であるからだ。
大海に泳ぎ出ることを恐れている節すらある。
だから、彼は自らの井戸を、その中に生きるものを
大切に、大切にしていればいい。
彼に似合うのは「残念ながら」そんな生き方であると思うのだ。
そして私は井の中に執着するバクテリア。
特技
2004年3月5日特技・不幸に見舞われること
…ってなぐらいに不幸に見舞われることが多い。
今日はひったくりにあっちまいました。
暗い道を歩けば殺されかけ、明るい道を歩けばひったくりに遭う。
もういやだ。引きこもりたい。
普通にカバンを盗ってかれただけなので襲われたときよりは
精神的なダメージは無いんだけど。
でも、携帯まで持っていかれたのが本当に凹む。
携帯番号なんていくらでも再回収できるけど。
でもさ。
ご主人様や、色んな人からもらった嬉しいメールとか。
そんなのも、全部全部なくなっちゃった。
それが、すごく悲しい。
警察の人は、お金以外はその辺に捨てられて戻ってくる可能性がある、
といってたけど。携帯、是非戻ってきて欲しい。
なんで金が欲しいだけの他人に想い出まで奪われなくちゃいけないの?
ふざけんじゃないよ。ひどく苦しめて殺してやりたい。
倍の金額やってもいいから、携帯と、お父さんにもらった財布、返してよ。
…ってなぐらいに不幸に見舞われることが多い。
今日はひったくりにあっちまいました。
暗い道を歩けば殺されかけ、明るい道を歩けばひったくりに遭う。
もういやだ。引きこもりたい。
普通にカバンを盗ってかれただけなので襲われたときよりは
精神的なダメージは無いんだけど。
でも、携帯まで持っていかれたのが本当に凹む。
携帯番号なんていくらでも再回収できるけど。
でもさ。
ご主人様や、色んな人からもらった嬉しいメールとか。
そんなのも、全部全部なくなっちゃった。
それが、すごく悲しい。
警察の人は、お金以外はその辺に捨てられて戻ってくる可能性がある、
といってたけど。携帯、是非戻ってきて欲しい。
なんで金が欲しいだけの他人に想い出まで奪われなくちゃいけないの?
ふざけんじゃないよ。ひどく苦しめて殺してやりたい。
倍の金額やってもいいから、携帯と、お父さんにもらった財布、返してよ。
誕生日
2004年3月1日5時に2次会解散。
私と、名古屋から戻ってきたユキさんと、
本日の主役のくせに3時にはカラオケボックスで爆睡してたカズさんで
おなじみ自宅兼事務所に戻る。
みんなクタクタ。
各自顔洗ったり歯磨いたりして速攻就寝。
私も、カズさんが隣に布団敷いて良いよ、というので
お言葉に甘えて、隣でゴロン。
なんとなく、カズさんが携帯のゲームをしながら起きていたので
限りなく一方的に雑談を持ちかける。カズさんは過不足のない相槌。
誕生日プレゼント、前々から用意しているけど
かさばるものだから今度渡します、なんて旨を伝えたりして。
誕生日って不思議だね、今日から3ヶ月だけ13コ年上だ、とか。
そういう、他愛ない話していたら。
カズさんが隣の布団から手を伸ばして私の手をぎゅっ、と握ってくれた。
やっぱり、同じ手を握るのでも、相手から握ってくるのは格別に嬉しい。
キュッ、て控えめに握り返して。
「お誕生日おめでとうございます」
なんだか気恥ずかしかったけど、呟いた。
そしたらカズさんに引き寄せられて抱き込まれる形になって。
なんとなく「少なくともカズさんとは有り得ない」と
勝手に思い込んでいた、「イベントセックス」をしたのである。
まぁ、私の誕生日はアレだけど。
カズさんが33歳になって1発目だぁ、なんて下世話な感動(笑)
31歳最後の、というのはやってたな、そういえば。
でもそのときはそもそも私自身まだ奴隷じゃなかったし、
カズさんのことはただのセフレとしか考えてなかったから特に何の感慨もなくて
次の日の「誕生日イベント」の忙しさに忘れていたけど。
こんな客観的かつ冷静に見るとどうでもいいことで
飛び上がるほど嬉しいだなんて、恋は本当に人を馬鹿にする。
ご主人様。お誕生日、おめでとうございます。
私は、これからも貴方のことが大好きです。…多分。
なんてね。
私と、名古屋から戻ってきたユキさんと、
本日の主役のくせに3時にはカラオケボックスで爆睡してたカズさんで
おなじみ自宅兼事務所に戻る。
みんなクタクタ。
各自顔洗ったり歯磨いたりして速攻就寝。
私も、カズさんが隣に布団敷いて良いよ、というので
お言葉に甘えて、隣でゴロン。
なんとなく、カズさんが携帯のゲームをしながら起きていたので
限りなく一方的に雑談を持ちかける。カズさんは過不足のない相槌。
誕生日プレゼント、前々から用意しているけど
かさばるものだから今度渡します、なんて旨を伝えたりして。
誕生日って不思議だね、今日から3ヶ月だけ13コ年上だ、とか。
そういう、他愛ない話していたら。
カズさんが隣の布団から手を伸ばして私の手をぎゅっ、と握ってくれた。
やっぱり、同じ手を握るのでも、相手から握ってくるのは格別に嬉しい。
キュッ、て控えめに握り返して。
「お誕生日おめでとうございます」
なんだか気恥ずかしかったけど、呟いた。
そしたらカズさんに引き寄せられて抱き込まれる形になって。
なんとなく「少なくともカズさんとは有り得ない」と
勝手に思い込んでいた、「イベントセックス」をしたのである。
まぁ、私の誕生日はアレだけど。
カズさんが33歳になって1発目だぁ、なんて下世話な感動(笑)
31歳最後の、というのはやってたな、そういえば。
でもそのときはそもそも私自身まだ奴隷じゃなかったし、
カズさんのことはただのセフレとしか考えてなかったから特に何の感慨もなくて
次の日の「誕生日イベント」の忙しさに忘れていたけど。
こんな客観的かつ冷静に見るとどうでもいいことで
飛び上がるほど嬉しいだなんて、恋は本当に人を馬鹿にする。
ご主人様。お誕生日、おめでとうございます。
私は、これからも貴方のことが大好きです。…多分。
なんてね。
渡さない
2004年2月29日21時、赤坂。
みんなでご主人様の生誕祭イブ。
おめでとうございまーすの乾杯以外は蚊帳の外。
人が多い飲み会って面倒くさくて嫌い。
なんていうか、気忙しい感じで。
カズさんも仕事モードのままで、どっちが接待してんだかって感じ。
そういうの見てるのも気疲れするので、端っこの席で。
端っこの席はみんなアウトローな感じで。
私含むアウトロー達の共通意見として。
『カズさんの生誕祭』ならまだ混ざっていく気も起きるが、
『仕事場の上司の誕生日会』的なモノに混ざるのは面倒くさい。
仕事モードの飲みのカズさんはなーんか面倒くさいのだ。
言っちゃえばウザい。私は肌に合わない。あのノリは。
ま、わかる人にはわかる感じ。それがこのアウトロー連中なのだろう。
もちろん、真逆の意見もあるんだろうけどね。
2次会。渋谷でカラオケ。
ある程度人数が淘汰されてようやく一息。
それでも「楽しくなさそうだな!」と突っ込まれたりもしたが(笑)
ほっといてくれぃ。
カラオケと言えば基本的にアニソンの嵐。
そんな中、ふと思い立ってカントリー娘。の「初めてのハッピーバースデイ」を。
祝われる本人より、周りの方が「これだよ!」と大盛り上がり。
一曲くらいバースデイ曲歌わんと、と思って。でもこれしか思いつかなかった(笑)
歌ってみたらなんか…密かな澪の気持ちかも、みたいな?なんてね。
でもね、みんなと一緒に、だけど。
こうやって大手を振ってご主人様のお誕生日を祝えるなんて、幸せ。
ちなみに。
あれだけ大騒ぎして買った誕生日プレゼントは、
やっぱり今日渡すのは不適切だと思い(酔っ払いに持たせるには邪魔くさい)
今度、直接自宅にお届けすることにしたのである。
みんなでご主人様の生誕祭イブ。
おめでとうございまーすの乾杯以外は蚊帳の外。
人が多い飲み会って面倒くさくて嫌い。
なんていうか、気忙しい感じで。
カズさんも仕事モードのままで、どっちが接待してんだかって感じ。
そういうの見てるのも気疲れするので、端っこの席で。
端っこの席はみんなアウトローな感じで。
私含むアウトロー達の共通意見として。
『カズさんの生誕祭』ならまだ混ざっていく気も起きるが、
『仕事場の上司の誕生日会』的なモノに混ざるのは面倒くさい。
仕事モードの飲みのカズさんはなーんか面倒くさいのだ。
言っちゃえばウザい。私は肌に合わない。あのノリは。
ま、わかる人にはわかる感じ。それがこのアウトロー連中なのだろう。
もちろん、真逆の意見もあるんだろうけどね。
2次会。渋谷でカラオケ。
ある程度人数が淘汰されてようやく一息。
それでも「楽しくなさそうだな!」と突っ込まれたりもしたが(笑)
ほっといてくれぃ。
カラオケと言えば基本的にアニソンの嵐。
そんな中、ふと思い立ってカントリー娘。の「初めてのハッピーバースデイ」を。
祝われる本人より、周りの方が「これだよ!」と大盛り上がり。
一曲くらいバースデイ曲歌わんと、と思って。でもこれしか思いつかなかった(笑)
歌ってみたらなんか…密かな澪の気持ちかも、みたいな?なんてね。
でもね、みんなと一緒に、だけど。
こうやって大手を振ってご主人様のお誕生日を祝えるなんて、幸せ。
ちなみに。
あれだけ大騒ぎして買った誕生日プレゼントは、
やっぱり今日渡すのは不適切だと思い(酔っ払いに持たせるには邪魔くさい)
今度、直接自宅にお届けすることにしたのである。
諸刃の剣
2004年2月26日【聞いた話】
・巷でバイセク、というのが流行っているそうな。
・リバ、というのも流行っているそうな。
・S&Mというのも流行っているそうな。
【言葉の意味】
・男も女もいける。両刀、とも言う。
・(同性愛に於いて)受けも責めもいける。
・サディストにもマゾヒストにもなれる。
【私の話】
・男も女もいけるクチだが女は面倒も多いので男のほうが好き。
・受けも責めもいけるが。相手次第やね。
・一応ご主人様の奴隷だけれども。
それは「部下」に向かない強烈なサディスト根性を矯正する為でもあるのだ。
サディスティックに振舞うのは誰相手にでもできるが、
マゾヒストな振る舞いができるのはカズさんとユキさんの前だけだ。
・巷でバイセク、というのが流行っているそうな。
・リバ、というのも流行っているそうな。
・S&Mというのも流行っているそうな。
【言葉の意味】
・男も女もいける。両刀、とも言う。
・(同性愛に於いて)受けも責めもいける。
・サディストにもマゾヒストにもなれる。
【私の話】
・男も女もいけるクチだが女は面倒も多いので男のほうが好き。
・受けも責めもいけるが。相手次第やね。
・一応ご主人様の奴隷だけれども。
それは「部下」に向かない強烈なサディスト根性を矯正する為でもあるのだ。
サディスティックに振舞うのは誰相手にでもできるが、
マゾヒストな振る舞いができるのはカズさんとユキさんの前だけだ。
仕事
2004年2月23日仕事しなくちゃ。
強迫観念にすら似たこの感覚。
近々体崩すな。カズさんはいつもこういう感覚なのだろうか。
目に見える疲労を抱えたご主人様に何もできない自分を悔やむ。
矢となり盾となりご主人様を守る、ねぇ。
自分でいつも思うことが強迫観念になる瞬間。
まぁいいや。貴方の為に殉職でもなんでもしてやりましょう。
強迫観念にすら似たこの感覚。
近々体崩すな。カズさんはいつもこういう感覚なのだろうか。
目に見える疲労を抱えたご主人様に何もできない自分を悔やむ。
矢となり盾となりご主人様を守る、ねぇ。
自分でいつも思うことが強迫観念になる瞬間。
まぁいいや。貴方の為に殉職でもなんでもしてやりましょう。
バレンタインを一緒に
2004年2月22日昨日の一件があって。
仕事で事務所に赴く。
カズさんは一人、広い部屋で寝ていた。
電気を消して、寝ている部屋の戸を閉め、
私はとなりの部屋で仕事をしながら
さてどうしよう、と思い悩む。
バレンタイン。用意したけど…
用意したはいいけど。渡していいのかな。
昨日叱られたときに、勢いに任せてだとは思うけど、
「バレンタインもいらん!!」
と一喝されてしまったのだ。
そんなこと言われてまで渡したくもないわ!と思いつつも
用意してしまっているわけで……
ふぅ。
溜息をついて仕事を終える。
昨日から一体何度溜息をついただろう。
今年に入ってから、何度泣いただろう。
仕事が終わって手持ち無沙汰になり、
ご主人様の寝ている隣に座り、寝巻きの裾をつかむ。
私がいることには気付いていたのだろう。
「ごめんなさい」
その一言を涙声で言うと、ご主人様の長い長いお説教が始まった。
ポロポロ涙をこぼしながら耳を傾ける。
「俺が言いたいことは以上。頑張るように」
「へっ」
「へってなんだ」
「え、あ、いや…」
「俺は努力主義だからな。頑張れよ」
「ごめんなさい…」
「もうわかったから」
「…ありがとうございます」
「よし、風呂入れろ」
「あっ」
ばたばたと持ってきた紙袋をあさる。
「…これ…あの…バレンタインなのです…」
無言で袋をあけるご主人様。
「お。これはいいな」
5種類入りの入浴剤。
「今から、お風呂入れてきますから、好きなの選んでくださいねっ」
ウキウキでお風呂を磨き、湯を溜める。
その間に、ご主人様は一緒に入れていたチョコも全て平らげていた。
チョコを個別包装していた10個分、袋が全てからになっていた。
「すごい美味しかった」
「…良かった…嬉しい」
なるほど。プレゼントする側とは成功すればこんなに嬉しいものか。
お湯が溜まるまで、さっきまで叱られてたのが嘘みたいに。
「お前、そんなに俺のことが好きなのか?」
ご主人様がペテン師の笑顔でそう囁く。
「うん…嫌いになれたらいいのにって思うくらい」
「…無理だ」
「…そですね」
それから、一緒にお風呂に入って。
ご主人様が一人じゃ退屈で長風呂できないからって。
湯船に入りながら少しずつお話したり。
…イケナイコトしたり。
そして、私が全身…それこそ、頭のてっぺんから爪先まで、丁寧に洗ってあげて。
ご主人様は気持ちいいっていってくれて。ご褒美に、キスしてくれた。
仕事で事務所に赴く。
カズさんは一人、広い部屋で寝ていた。
電気を消して、寝ている部屋の戸を閉め、
私はとなりの部屋で仕事をしながら
さてどうしよう、と思い悩む。
バレンタイン。用意したけど…
用意したはいいけど。渡していいのかな。
昨日叱られたときに、勢いに任せてだとは思うけど、
「バレンタインもいらん!!」
と一喝されてしまったのだ。
そんなこと言われてまで渡したくもないわ!と思いつつも
用意してしまっているわけで……
ふぅ。
溜息をついて仕事を終える。
昨日から一体何度溜息をついただろう。
今年に入ってから、何度泣いただろう。
仕事が終わって手持ち無沙汰になり、
ご主人様の寝ている隣に座り、寝巻きの裾をつかむ。
私がいることには気付いていたのだろう。
「ごめんなさい」
その一言を涙声で言うと、ご主人様の長い長いお説教が始まった。
ポロポロ涙をこぼしながら耳を傾ける。
「俺が言いたいことは以上。頑張るように」
「へっ」
「へってなんだ」
「え、あ、いや…」
「俺は努力主義だからな。頑張れよ」
「ごめんなさい…」
「もうわかったから」
「…ありがとうございます」
「よし、風呂入れろ」
「あっ」
ばたばたと持ってきた紙袋をあさる。
「…これ…あの…バレンタインなのです…」
無言で袋をあけるご主人様。
「お。これはいいな」
5種類入りの入浴剤。
「今から、お風呂入れてきますから、好きなの選んでくださいねっ」
ウキウキでお風呂を磨き、湯を溜める。
その間に、ご主人様は一緒に入れていたチョコも全て平らげていた。
チョコを個別包装していた10個分、袋が全てからになっていた。
「すごい美味しかった」
「…良かった…嬉しい」
なるほど。プレゼントする側とは成功すればこんなに嬉しいものか。
お湯が溜まるまで、さっきまで叱られてたのが嘘みたいに。
「お前、そんなに俺のことが好きなのか?」
ご主人様がペテン師の笑顔でそう囁く。
「うん…嫌いになれたらいいのにって思うくらい」
「…無理だ」
「…そですね」
それから、一緒にお風呂に入って。
ご主人様が一人じゃ退屈で長風呂できないからって。
湯船に入りながら少しずつお話したり。
…イケナイコトしたり。
そして、私が全身…それこそ、頭のてっぺんから爪先まで、丁寧に洗ってあげて。
ご主人様は気持ちいいっていってくれて。ご褒美に、キスしてくれた。
激怒
2004年2月21日待ち合わせ場所に行こうと地元駅で電車を待っていた。
ら。
カズさんから電話。で、猛烈に叱り飛ばされる。仕事のこと。
慣れちゃいけないことだけどどこか慣れてる自分。
とはいえ、ホームで大泣き。
1時間くらい電話で叱られた。もう、嫌になる。
でも、1時間遅れで予定の人と会う。
同業者ということもあり、怒られた事を相談。
成人式のプレゼントを貰う。
こっちはバレンタインと誕生日を兼ねて
本当にガム以上ハンカチ未満のものなのに、
向こうはティファニーのペンダント。うえぇ。
偽物だと良いな。あるいは中古。
ら。
カズさんから電話。で、猛烈に叱り飛ばされる。仕事のこと。
慣れちゃいけないことだけどどこか慣れてる自分。
とはいえ、ホームで大泣き。
1時間くらい電話で叱られた。もう、嫌になる。
でも、1時間遅れで予定の人と会う。
同業者ということもあり、怒られた事を相談。
成人式のプレゼントを貰う。
こっちはバレンタインと誕生日を兼ねて
本当にガム以上ハンカチ未満のものなのに、
向こうはティファニーのペンダント。うえぇ。
偽物だと良いな。あるいは中古。
嫉妬しぃ
2004年2月20日「あのね、あのね」
私があのね、から言葉をはじめるときは、大抵言いにくいことがあるときだ。
今回のはいつにも増して相当言いにくいから、あのねが2回。
「どうした?」
流石にご主人様もそういったことがわかるようになったのか、
仰向けに寝っ転がって読んでいた、やたらと分厚い漫画本を脇に置いて
自分の胸の上に乗っけるように私を抱く。
そうすると耳元に直接語りかける形になる。
私が言いにくいことになると途端に声が小さくなると言うことも
見抜いているのかもしれない。
「あのね、土曜日、男の人と二人で会うんですけど…」
カチン、という音が聞こえたようだった。
ご主人様の最近の徹底した束縛っぷりは、もはや嫉妬と紙一重である。
そんなこと、本人は絶対に認めないと思うけど。
「なんでそんなことする必要があるんだ?」
「え?えーとぉ……」
果たして「断る理由がなかったから」と言うのは正当な理由になり得るのか。
口に出す理由を考えあぐねていると、
ご主人様がいつもより少し低い声で言葉を続けた。
「男と二人で会うってことはお前はそいつとセックスしてしまうんだろう?」
「ぐぇっ?!」
何を言い出すのだ、という驚きと、髪の毛を鷲掴みにして
無理矢理目を合わせる形に頭を引き上げられた驚きが
このみっともない鳴き声(?)を上げさせた。
「ししし、しないですよぉ?!」
いや、マジで。そういう対象の人じゃないし、
誘われても間違いなく丁重にお断りするだろう。
相手を知らないとはいえご主人様はすでに完全なる暴走を始めている。
「いーや。お前はする。信用ならん」
まるで「はい、実はセックスします」と
言わせたいんじゃないかと言うくらいきつい口調。
「だ、だって、えーと…」
うーん。明確な目的及び理由が無いため弁解できない。
「誰の身体だと思ってんだ」
「そ、それはもちろん、ご主人様のですけどぉ…」
「勝手に使うなっていつも言ってるだろ」
「使ってませんってばっ」
もちろん、私の身体の話である。
「例えばセックスまでしなくても
体触られたりキスされたりしない保証がどこにあるんだ」
「う…そういうものなんですかねぇ…?」
その男性に対してはそういうイメージが全くないので言葉が濁る。
「お前は本当に危機感が薄い!鈍い!」
何もそこまで言わなくても、という気持ち半分、
そうかもしれないなぁ、という気持ちも半分。
「そういう可能性はほとんど考えてませんでしたが…
でも、とりあえず不義密通する度胸はないので報告してみたんですが…」
「確かに内緒で会うのはもっと悪い。」
「だしょ?」
我ながら「だしょ?」はないだろうよ、と思いつつ。
「会って何するんだ」
「えーとぉ。ご飯食べる。」
「それだけ?」
「あと、遅くなったけど成人式のお祝いくれるっていうから。
澪はお返しも兼ねてバレンタイン兼誕生日プレゼントあげる。」
またも、カチン、という音が聞こえた気がした。
いや、ブチン、だったのかもしれない。
「バレンタイン、なんでくれないんだろうと思ってたんだけど。」
「は?だって、他の女からいっぱい貰ったろうと思って。」
女、と書いて「ひと」と読む。
まぁ、実際事務所には幾ばくかのチョコが届いていたし。
「そんなに貰ってないぞ?ここに届いたのくらいだ。」
それはどうだか、ご主人様こそセフレと不義密通して
いろいろもらったんじゃないの?…なんて疑惑は飲み込むとして。
「…欲しかったんですか?」
「誰かにチョコあげたのか?」
「あっ、そうそう、お兄ちゃんにあげたんですよ!
お父さん以外の男の人にあげたのは初めてでドキドキしちゃいました」
今度こそ、確実にブチン、という音が聞こえた。
私は多分猛烈な単細胞なのだと思う。何をウキウキ口調で語ってるんだ。
お兄ちゃん、とは実兄ではなく仲の良い友人の男性芸人のことだ。
「ふーん」
言ったあとに己の単細胞に気付いたのだから仕方がない。
客観的にみれば、計算で嫉妬させようとしてる風にも取れる発言だ。
「…遅くなったけど、いいですか?」
「…何」
あぁ、完全に拗ねている。
「…バレンタイン。」
ご機嫌取りにそんなことを言いつつ、頭の中は
チョコ?チョコで良いのか?それとも何か別の…と
またプレゼントで悩まされていた。
が。
そんな考えも吹き飛ぶくらいご主人様はにこやかにしていた。
期待に満ちた、エサを待つ犬コロの目。
「絶対に期待しないで下さいよ?」
大きく芝居がかった溜息をつく私を犬コロの笑顔で見るご主人様。
犬コロみたいなご主人様、って矛盾している。まぁ、いいけど。
「絶対に食事するだけだぞ」
どうやら、話は戻ってきたらしい。
「いや、そりゃもちろん」
「今、どこでどうしてるか逐一報告しなさい」
そ、そこまで言い出すか。「嫉妬しない」が聞いて呆れるわ。
「はー…わかりました…」
「でも」
「ふぇい?」
再び我ながら「ふぇい?」はないだろうよ、と思いつつ。
「俺に悪いことするなーって思ってちゃんと報告するお前は
健気でちょっと可愛いな」
「だからとにかく不義密通する度胸なんてないんですってば」
私の頭をグリグリ撫でながら何故か満足そうな顔のご主人様。
何を考えてるのか良くわからんが、
この人に束縛されることは非常に「面白い」な、と思うのである。
「あ、それから渡すプレゼントはガム以上ハンカチ未満な!」
……面白いなぁ、と思うのである。
私があのね、から言葉をはじめるときは、大抵言いにくいことがあるときだ。
今回のはいつにも増して相当言いにくいから、あのねが2回。
「どうした?」
流石にご主人様もそういったことがわかるようになったのか、
仰向けに寝っ転がって読んでいた、やたらと分厚い漫画本を脇に置いて
自分の胸の上に乗っけるように私を抱く。
そうすると耳元に直接語りかける形になる。
私が言いにくいことになると途端に声が小さくなると言うことも
見抜いているのかもしれない。
「あのね、土曜日、男の人と二人で会うんですけど…」
カチン、という音が聞こえたようだった。
ご主人様の最近の徹底した束縛っぷりは、もはや嫉妬と紙一重である。
そんなこと、本人は絶対に認めないと思うけど。
「なんでそんなことする必要があるんだ?」
「え?えーとぉ……」
果たして「断る理由がなかったから」と言うのは正当な理由になり得るのか。
口に出す理由を考えあぐねていると、
ご主人様がいつもより少し低い声で言葉を続けた。
「男と二人で会うってことはお前はそいつとセックスしてしまうんだろう?」
「ぐぇっ?!」
何を言い出すのだ、という驚きと、髪の毛を鷲掴みにして
無理矢理目を合わせる形に頭を引き上げられた驚きが
このみっともない鳴き声(?)を上げさせた。
「ししし、しないですよぉ?!」
いや、マジで。そういう対象の人じゃないし、
誘われても間違いなく丁重にお断りするだろう。
相手を知らないとはいえご主人様はすでに完全なる暴走を始めている。
「いーや。お前はする。信用ならん」
まるで「はい、実はセックスします」と
言わせたいんじゃないかと言うくらいきつい口調。
「だ、だって、えーと…」
うーん。明確な目的及び理由が無いため弁解できない。
「誰の身体だと思ってんだ」
「そ、それはもちろん、ご主人様のですけどぉ…」
「勝手に使うなっていつも言ってるだろ」
「使ってませんってばっ」
もちろん、私の身体の話である。
「例えばセックスまでしなくても
体触られたりキスされたりしない保証がどこにあるんだ」
「う…そういうものなんですかねぇ…?」
その男性に対してはそういうイメージが全くないので言葉が濁る。
「お前は本当に危機感が薄い!鈍い!」
何もそこまで言わなくても、という気持ち半分、
そうかもしれないなぁ、という気持ちも半分。
「そういう可能性はほとんど考えてませんでしたが…
でも、とりあえず不義密通する度胸はないので報告してみたんですが…」
「確かに内緒で会うのはもっと悪い。」
「だしょ?」
我ながら「だしょ?」はないだろうよ、と思いつつ。
「会って何するんだ」
「えーとぉ。ご飯食べる。」
「それだけ?」
「あと、遅くなったけど成人式のお祝いくれるっていうから。
澪はお返しも兼ねてバレンタイン兼誕生日プレゼントあげる。」
またも、カチン、という音が聞こえた気がした。
いや、ブチン、だったのかもしれない。
「バレンタイン、なんでくれないんだろうと思ってたんだけど。」
「は?だって、他の女からいっぱい貰ったろうと思って。」
女、と書いて「ひと」と読む。
まぁ、実際事務所には幾ばくかのチョコが届いていたし。
「そんなに貰ってないぞ?ここに届いたのくらいだ。」
それはどうだか、ご主人様こそセフレと不義密通して
いろいろもらったんじゃないの?…なんて疑惑は飲み込むとして。
「…欲しかったんですか?」
「誰かにチョコあげたのか?」
「あっ、そうそう、お兄ちゃんにあげたんですよ!
お父さん以外の男の人にあげたのは初めてでドキドキしちゃいました」
今度こそ、確実にブチン、という音が聞こえた。
私は多分猛烈な単細胞なのだと思う。何をウキウキ口調で語ってるんだ。
お兄ちゃん、とは実兄ではなく仲の良い友人の男性芸人のことだ。
「ふーん」
言ったあとに己の単細胞に気付いたのだから仕方がない。
客観的にみれば、計算で嫉妬させようとしてる風にも取れる発言だ。
「…遅くなったけど、いいですか?」
「…何」
あぁ、完全に拗ねている。
「…バレンタイン。」
ご機嫌取りにそんなことを言いつつ、頭の中は
チョコ?チョコで良いのか?それとも何か別の…と
またプレゼントで悩まされていた。
が。
そんな考えも吹き飛ぶくらいご主人様はにこやかにしていた。
期待に満ちた、エサを待つ犬コロの目。
「絶対に期待しないで下さいよ?」
大きく芝居がかった溜息をつく私を犬コロの笑顔で見るご主人様。
犬コロみたいなご主人様、って矛盾している。まぁ、いいけど。
「絶対に食事するだけだぞ」
どうやら、話は戻ってきたらしい。
「いや、そりゃもちろん」
「今、どこでどうしてるか逐一報告しなさい」
そ、そこまで言い出すか。「嫉妬しない」が聞いて呆れるわ。
「はー…わかりました…」
「でも」
「ふぇい?」
再び我ながら「ふぇい?」はないだろうよ、と思いつつ。
「俺に悪いことするなーって思ってちゃんと報告するお前は
健気でちょっと可愛いな」
「だからとにかく不義密通する度胸なんてないんですってば」
私の頭をグリグリ撫でながら何故か満足そうな顔のご主人様。
何を考えてるのか良くわからんが、
この人に束縛されることは非常に「面白い」な、と思うのである。
「あ、それから渡すプレゼントはガム以上ハンカチ未満な!」
……面白いなぁ、と思うのである。
不要な弁明
2004年2月19日多分、こんな話は読んでいる側にとってはどうでもいいことなのかもしれない。
しかし、なんとなく書いておきたくなった。
これから書く内容は小説などで言うと「あとがき」の位置に来る内容かもしれない。
ただ、「日記」という形式上「あとがき」など来る日はないのだ。
だから、思い立ったところで書いておこう、と思った次第である。
これは日記、というより自分の実体験を小説家にでもなったつもりで書いたものだ。
故、「内容以外は架空のもの」なのである。
まぁ、そうは言っても出来事や科白(というのかなぁ…)は
省略こそすれ、何の脚色もなく書いているわけで。
では、何が一番「創作的脚色」をされているのかと言えば私…
というより、「澪」という存在だ。
この日記(と、あえて表記する)を読んだ人が
「澪」と言う人物をどのような人間だと捉えているかはわからないが、
多分決して「私」のような人間を想像することはないだろうなぁ、と思う。
そういう部分が面白い、というのが多分にあってこの日記は書かれているのだが。
私がこの日記を全くの他人として読んだ時に感じるだろうことは
・大人しくて従順で内弁慶なマゾ女の自己満足日記
・デブス電波ちゃんの妄想日記
なんじゃないかなぁ、と思う。特に後者。
ユキさんの設定(と、あえて表気する)とか作り話だと思われても致し方なし。
カズさん(=ご主人様。統一なく表記してるけど、同一人物ですよ)の
妙にドラマチックな科白の数々も妄想だと思われても致し方なし。
でも、それが私の周りに巻き起こる現実だったりする。
が、現実を知っている人が読むことを前提にしないことで、
「作り話だと思われていいから面白おかしく書こう」
というのを第一にした、この日記の形式が出来上がったのである。
だからこそ、この話のストーリーテラー「澪」は脚色されることとなった。
単純に、ドラマチックな人に囲まれている私は
何故こんな人たちに構ってもらえるのかわからないほどの凡人なのだ(笑)
澪にストーリーテラーとして私が日常で体験したこと、思ったことを
淡々と語ってもらうことで、ここに書かれることは
「日記性」(と言う言葉はないと思うが)より
「読物性」(もちろんこちらもないだろう)が強くなる。
読む人の捉え方を限定しない為の書き方を追求した結果。
つまりは、この話を
「こんなこと体験する人もいるんだなぁ」
と日記的に読むも、
「嘘かホントか知らんがすごい話だな」
といち読物として読むも、それは自由なのである。
私は私自身を脚色しているから
「この話は本当なんですっ」と大人気なく主張する気もない。
とにかく、何が言いたいかと言えば、
日記的に読むにしても読物的に読むにしても、
単純に「面白いな」と思っていただければ満足です、ということ。
ちなみに、↓の日記は登場人物が澪のみなので、
いっそ、と思って完全小説形式で書いてみた。
しかし、なんとなく書いておきたくなった。
これから書く内容は小説などで言うと「あとがき」の位置に来る内容かもしれない。
ただ、「日記」という形式上「あとがき」など来る日はないのだ。
だから、思い立ったところで書いておこう、と思った次第である。
これは日記、というより自分の実体験を小説家にでもなったつもりで書いたものだ。
故、「内容以外は架空のもの」なのである。
まぁ、そうは言っても出来事や科白(というのかなぁ…)は
省略こそすれ、何の脚色もなく書いているわけで。
では、何が一番「創作的脚色」をされているのかと言えば私…
というより、「澪」という存在だ。
この日記(と、あえて表記する)を読んだ人が
「澪」と言う人物をどのような人間だと捉えているかはわからないが、
多分決して「私」のような人間を想像することはないだろうなぁ、と思う。
そういう部分が面白い、というのが多分にあってこの日記は書かれているのだが。
私がこの日記を全くの他人として読んだ時に感じるだろうことは
・大人しくて従順で内弁慶なマゾ女の自己満足日記
・デブス電波ちゃんの妄想日記
なんじゃないかなぁ、と思う。特に後者。
ユキさんの設定(と、あえて表気する)とか作り話だと思われても致し方なし。
カズさん(=ご主人様。統一なく表記してるけど、同一人物ですよ)の
妙にドラマチックな科白の数々も妄想だと思われても致し方なし。
でも、それが私の周りに巻き起こる現実だったりする。
が、現実を知っている人が読むことを前提にしないことで、
「作り話だと思われていいから面白おかしく書こう」
というのを第一にした、この日記の形式が出来上がったのである。
だからこそ、この話のストーリーテラー「澪」は脚色されることとなった。
単純に、ドラマチックな人に囲まれている私は
何故こんな人たちに構ってもらえるのかわからないほどの凡人なのだ(笑)
澪にストーリーテラーとして私が日常で体験したこと、思ったことを
淡々と語ってもらうことで、ここに書かれることは
「日記性」(と言う言葉はないと思うが)より
「読物性」(もちろんこちらもないだろう)が強くなる。
読む人の捉え方を限定しない為の書き方を追求した結果。
つまりは、この話を
「こんなこと体験する人もいるんだなぁ」
と日記的に読むも、
「嘘かホントか知らんがすごい話だな」
といち読物として読むも、それは自由なのである。
私は私自身を脚色しているから
「この話は本当なんですっ」と大人気なく主張する気もない。
とにかく、何が言いたいかと言えば、
日記的に読むにしても読物的に読むにしても、
単純に「面白いな」と思っていただければ満足です、ということ。
ちなみに、↓の日記は登場人物が澪のみなので、
いっそ、と思って完全小説形式で書いてみた。
プレゼント─前編─
2004年2月18日朝一番に見たメールは、劇団員からの
ご主人様の誕生日会に関する内容だった。
ご主人様の誕生日の前日…
今年は閏年だから、2月29日に都内の中華料理店で誕生会を行うと言うことだ。
メールの最後には「一応、カズさんには内緒で」とのこと。
ふーん…粋じゃないか。
「誕生日、といえばプレゼントか」
私としては珍しい考えが脳裏をかすめた。
もとより、プレゼントと言うもの自体が
好きじゃないというか興味がないというか…
今まで誰かの誕生日でも、覚えていてもメールや電話の1本入れる程度、
たまたま一緒にいたならばせいぜい軽くご飯を奢るとか
手持ちのお菓子をあげることくらいしかしてこなかったため、
誕生日プレゼント、ということを考え付いても、
まず「じゃあそれは一体どうしたら良いのか?」と言う
あまりにも原始的な疑問から始まった。
「プレゼント、買いに行こうかな」
幸い今日は一日オフ。しかも、そこそこ早起きをした。
買い物に行くにはコンディション的に好条件ではある。
だが同時に、用意するには時期が早いのではないか、とも思った。
果たしてプレゼントはいつくらいまでに用意するのか、ということに
ルールというか作法と言うか、そういったものがあるのかは知らないが、
どちらにせよ普段の私の性格からすれば、例えプレゼントするにしても、
会う直前に買うか、あるいは会ってから一緒に店に行って
「○○円以内で好きなものを選べ」とするのが関の山だろう。
世の中には誰かの為にプレゼントを選ぶのが好き、という人間もいる。
全く理解不能だ。
もちろん、欲しいものを間違いなく当ててくれるのならまだいいが、
欲しくもないものを貰い、
「わー嬉しい!ありがとう」
と言わされるのならば、それはプレゼントした側の趣味…
いや、言ってしまえばエゴに付き合うだけに過ぎず、
むしろ「貰った身」でも、「してあげた身」な気すらする。
そういう人は多分、貰った相手の喜ぶ顔しか想像できないのだろう。
おめでたいものだ、と思う。
…もちろん、そこまで世の中をうがった目で見る必要はないし、
そんな自分がひねくれている、ということは百も承知なのだが。
そういえば、ファンにはそういう女が多い気がする。
全く、おめでたいものだ。しかし、今日だけはそれが少し羨ましく感じた。
そんな事を考えながら街に出る支度をした。
せっかくの休みに都心まで出る気にはなれないから、地元で良いだろう。
地元、という響きはどこか田舎っぽく聞こえるが、一駅出れば充分に栄えているし、
洒落たプレゼントの一つ二つ買える場所はいくらでもある。
「しかし…困ったな」
玄関の鍵を閉めながら独りごちた。
勇んで家を出はするものの、いまだプレゼントの見当はつかない。
贈る相手の情報を元に喜びそうなものを推理するにも、
ご主人様─カズさんという人は難しすぎる。
これと言って趣味はない。
元より公私の境がほとんど無いような生活をしており、
それを踏まえて強いて言うなら、趣味も仕事も好きなことも演劇なのだろう。
それに、欲しいものを自分ですぐに買ってしまうだけの財力もある。
アクセサリーはつけないし、煙草も吸わない。
服も持ち物も自分の気に入ったものしか身につけない。
貰ったものでも気に入らなければ容赦なく、
箪笥の肥やしにされるのはまだいい方で、
下手すれば失くされたり捨てられたりする。
もう、いくつもそういう末路を辿った「カズさんへのプレゼント」達を見てきた。
電車に乗り、駅を出て、街をフラフラと歩きながらも全く名案は思いつかず、
ヤケになって冬物処分セールで自分の服を買ってしまった。
全く、セール×魔法のカードと言う方程式は危険極まりない。
ただ、自分の服一つ買うにも最近では
「ご主人様、これ着てたら可愛いって言ってくれるだろうか」
なんて考えながら選んでしまう自分が滑稽だった。
ご主人様の誕生日会に関する内容だった。
ご主人様の誕生日の前日…
今年は閏年だから、2月29日に都内の中華料理店で誕生会を行うと言うことだ。
メールの最後には「一応、カズさんには内緒で」とのこと。
ふーん…粋じゃないか。
「誕生日、といえばプレゼントか」
私としては珍しい考えが脳裏をかすめた。
もとより、プレゼントと言うもの自体が
好きじゃないというか興味がないというか…
今まで誰かの誕生日でも、覚えていてもメールや電話の1本入れる程度、
たまたま一緒にいたならばせいぜい軽くご飯を奢るとか
手持ちのお菓子をあげることくらいしかしてこなかったため、
誕生日プレゼント、ということを考え付いても、
まず「じゃあそれは一体どうしたら良いのか?」と言う
あまりにも原始的な疑問から始まった。
「プレゼント、買いに行こうかな」
幸い今日は一日オフ。しかも、そこそこ早起きをした。
買い物に行くにはコンディション的に好条件ではある。
だが同時に、用意するには時期が早いのではないか、とも思った。
果たしてプレゼントはいつくらいまでに用意するのか、ということに
ルールというか作法と言うか、そういったものがあるのかは知らないが、
どちらにせよ普段の私の性格からすれば、例えプレゼントするにしても、
会う直前に買うか、あるいは会ってから一緒に店に行って
「○○円以内で好きなものを選べ」とするのが関の山だろう。
世の中には誰かの為にプレゼントを選ぶのが好き、という人間もいる。
全く理解不能だ。
もちろん、欲しいものを間違いなく当ててくれるのならまだいいが、
欲しくもないものを貰い、
「わー嬉しい!ありがとう」
と言わされるのならば、それはプレゼントした側の趣味…
いや、言ってしまえばエゴに付き合うだけに過ぎず、
むしろ「貰った身」でも、「してあげた身」な気すらする。
そういう人は多分、貰った相手の喜ぶ顔しか想像できないのだろう。
おめでたいものだ、と思う。
…もちろん、そこまで世の中をうがった目で見る必要はないし、
そんな自分がひねくれている、ということは百も承知なのだが。
そういえば、ファンにはそういう女が多い気がする。
全く、おめでたいものだ。しかし、今日だけはそれが少し羨ましく感じた。
そんな事を考えながら街に出る支度をした。
せっかくの休みに都心まで出る気にはなれないから、地元で良いだろう。
地元、という響きはどこか田舎っぽく聞こえるが、一駅出れば充分に栄えているし、
洒落たプレゼントの一つ二つ買える場所はいくらでもある。
「しかし…困ったな」
玄関の鍵を閉めながら独りごちた。
勇んで家を出はするものの、いまだプレゼントの見当はつかない。
贈る相手の情報を元に喜びそうなものを推理するにも、
ご主人様─カズさんという人は難しすぎる。
これと言って趣味はない。
元より公私の境がほとんど無いような生活をしており、
それを踏まえて強いて言うなら、趣味も仕事も好きなことも演劇なのだろう。
それに、欲しいものを自分ですぐに買ってしまうだけの財力もある。
アクセサリーはつけないし、煙草も吸わない。
服も持ち物も自分の気に入ったものしか身につけない。
貰ったものでも気に入らなければ容赦なく、
箪笥の肥やしにされるのはまだいい方で、
下手すれば失くされたり捨てられたりする。
もう、いくつもそういう末路を辿った「カズさんへのプレゼント」達を見てきた。
電車に乗り、駅を出て、街をフラフラと歩きながらも全く名案は思いつかず、
ヤケになって冬物処分セールで自分の服を買ってしまった。
全く、セール×魔法のカードと言う方程式は危険極まりない。
ただ、自分の服一つ買うにも最近では
「ご主人様、これ着てたら可愛いって言ってくれるだろうか」
なんて考えながら選んでしまう自分が滑稽だった。