人形
2004年3月21日名古屋からユキさんが帰ってきていて。
お酒飲みながら久しぶりに二人でたくさん話して。
ユキさんが、仕事の相談をたくさんしてくれて嬉しかった。
私は、ユキさんの書く戯曲が大好きで。
だから。それに対して意見を求められるのは本当に嬉しくて。
「それはいいかも」
なんて言ってくれたら、本当に本当に幸せで。
でも、どうしてだろう。
ユキさんには。素直な感想や意見が
本当にホロホロと溢れるように言えてしまうのに。
例えば、カズさんには言えない。
下手すれば外人や、言語障害の人みたいに
主語述語めちゃくちゃな言葉しか紡げなくなるのに。
ユキさんには自然体で思ったことがホロホロと紡げる。
ユキさんのことが好きだ。
カズさんに対するような醜悪で劫火のような感情ではない。
穏やかで、安らいで、気負いもなく、甘え、甘えられる。
だから、だから私は、ユキさんとカズさんを選べない。
ずるいってわかってても。どっちも、私には必要。
でも、本当にどちらかを選ばなきゃいけなくなったとき。
私はどちらを選ぶだろう。
そんなの。
私じゃなくてもいいカズさんと。
私じゃなきゃダメだといってくれるユキさんなら。
答えは簡単…簡単そうなのに。
ユキさんが創るものが好き。
だから私はここにいる。ユキさんの戯曲に惚れ込んで。
私はユキさんが創るものが好き。
だからこそ私は…カズさんのことを好きで当然なのだ。
ユキさんの創りあげた最高傑作を間借りして楽しんでいるのではないか。
人形は作り手すらも愛さない。
だけれど人々は人形に魅入られる。
人形は愛してくる人間全てに同じ笑みを浮かべる。
その笑みは自分だけを愛してくれているように見えるから。
人形は誰も愛さない。
だけれど、その人形は最高傑作だから。
多くの人が魅入られる。
自分だけに微笑んでいるのではないかという錯覚とともに。
すごくすごく。合点がいった。
どちらを選ぶかは決められてないけど。
なんてね。決めるなんて権限は私にはない。
捨てられる日に怯えて尻尾を振りつづけるのが
私みたいな優柔不断で都合のいい人間にはお似合いだ。
お酒飲みながら久しぶりに二人でたくさん話して。
ユキさんが、仕事の相談をたくさんしてくれて嬉しかった。
私は、ユキさんの書く戯曲が大好きで。
だから。それに対して意見を求められるのは本当に嬉しくて。
「それはいいかも」
なんて言ってくれたら、本当に本当に幸せで。
でも、どうしてだろう。
ユキさんには。素直な感想や意見が
本当にホロホロと溢れるように言えてしまうのに。
例えば、カズさんには言えない。
下手すれば外人や、言語障害の人みたいに
主語述語めちゃくちゃな言葉しか紡げなくなるのに。
ユキさんには自然体で思ったことがホロホロと紡げる。
ユキさんのことが好きだ。
カズさんに対するような醜悪で劫火のような感情ではない。
穏やかで、安らいで、気負いもなく、甘え、甘えられる。
だから、だから私は、ユキさんとカズさんを選べない。
ずるいってわかってても。どっちも、私には必要。
でも、本当にどちらかを選ばなきゃいけなくなったとき。
私はどちらを選ぶだろう。
そんなの。
私じゃなくてもいいカズさんと。
私じゃなきゃダメだといってくれるユキさんなら。
答えは簡単…簡単そうなのに。
ユキさんが創るものが好き。
だから私はここにいる。ユキさんの戯曲に惚れ込んで。
私はユキさんが創るものが好き。
だからこそ私は…カズさんのことを好きで当然なのだ。
ユキさんの創りあげた最高傑作を間借りして楽しんでいるのではないか。
人形は作り手すらも愛さない。
だけれど人々は人形に魅入られる。
人形は愛してくる人間全てに同じ笑みを浮かべる。
その笑みは自分だけを愛してくれているように見えるから。
人形は誰も愛さない。
だけれど、その人形は最高傑作だから。
多くの人が魅入られる。
自分だけに微笑んでいるのではないかという錯覚とともに。
すごくすごく。合点がいった。
どちらを選ぶかは決められてないけど。
なんてね。決めるなんて権限は私にはない。
捨てられる日に怯えて尻尾を振りつづけるのが
私みたいな優柔不断で都合のいい人間にはお似合いだ。
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